グローバルメーカーと日本メーカーとのCMの作り方の違いに注目してみた。
TVCMに注目
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日々様々な商品が開発され、そしてそれをより多くの人に買ってもらう、知ってもらうためにTVではCMがバンバン流れていますよね?
普及著しいスマートフォン業界においても自社の商品を買ってもらおうとCMを流すというのは変わりありません。
ここでグローバルメーカーと日本メーカーのTVCMへの取り組み方が違うなぁと感じました。
旧来的な日本
スマートフォンのスタンダードとなりつつあるiPhone、元々はアメリカで最初に販売されたものです。最初iPhoneは売れないと有名な経済学者が断言したためか日本メーカーはスマートフォンなんてものを開発せず、日本市場向けの携帯端末を開発してきました。俗に言う「ガラパゴス状態」を進めてきたということです。
昨今、急激にスマートフォンが広まり、日本のメーカーもあわててスマートフォン開発に乗り出しました。元々高い技術力がある日本メーカーですから端末開発自体は問題なく、ハイスペックなものもどんどん出てきています。
しかしそのコマーシャル方法は旧来のままです。下にちょっと例を出してみました。
富士通のALLOWSのCMですが、こちらはEXILEをメインとしたCMです。
次はグローバル企業のappleのCM
有名人は出てきません。
つまりどういうこと?
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2つのCMを比較してわかることは、日本のCMは「商品の魅力」+「有名人の知名度」を使って消費者の購買意欲を刺激している。またCMの内容も高性能だとかすごい機能があるという「商品説明」に偏っています。
それに対してグローバルメーカーのCMは「商品の魅力」だけで勝負している。またすごい機能を使って「こんなことができる」という消費者が使った時のイメージが膨らみやすいような作りになっています。
物があふれている時代に商品の魅力だけでは購買意欲を刺激できないと言うケースはあるでしょう。消費者に購入してもらうためには「その商品を使ったイメージを伝える」ということが重要だと思います。通販大手のジャパネットたかたも「その商品の利用シーンを伝える」ことで成長した企業だと以前テレビでもやっていました。
自分も営業という立場で商品販売をしている身として「利用後のイメージ」をより具体的に伝える方法について、改めて考えていきたいと思います。