改めて「自分」という人間を見つめなおすことで見えてくる世界
自分を見ているか?
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日常生活の中で私たちは様々な人と関わりをもっているはずです。そして知らず知らず他人の影響を大きく受けて生活しているはずです。
例えば自分の周りの人がとてもすごい人のように見える(言い換えれば自分はなんて力のない人間なんだと思う)といった感情です。他人をベースに自分を考える、他人から自分に向いているベクトルなので自分が劣っているように感じるのです。
劣等感などを強く感じている人は一度「自分がどういう人間か?」をしっかりと見つめなおしてみましょう。
能力の差とは?
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「自分を見つめなおしてみましょう」というと、必ず「僕は不器用で能率が悪く、社交的じゃない…」とネガティブなポイントを列挙する人がいます。これでは何も生まれません。どんなことでもかまいません、できることを一つずつ考えてみましょう。
ちょっと恥ずかしいですが、僕の例を出してみましょう。
- 決められたことをしっかりとやる
- 締切は必ず守る
- 人を待たせるくらいなら自分が待つ
- 例を出したりしてわかりやすく説明できる
- 要点をまとめるのが得意
- 新しいことに対して貪欲に知識を吸収する
- 出したものは必ず元の位置に戻す
とりあえず、これくらいにしておきましょうか…もちろん周りの人間からみたら「え~、できてないじゃん!」と思う項目があるかもしれません。しかし重要なのは実際にできているかどうかではなく「自分なりにもできている」と思えることだということです。
できている、できてないの判断は相手がするもので自分がするものではないと思います。だから自分で勝手にできてないと判断して自分の能力から除外してしまうのはもったいないですし、そうすると自分に残るのは劣等感のみとなってしまいます。
こうして自分のできることを見つめなおしたら、次は「他人ができていて自分はできていないこと」を考えてみましょう。この時に自分のことしか考えてない人はできている人を「生まれ持った才能、天才」のように感じてしまいます。
ちょっと冷静に考えてみてください。あなたが出来ないと感じたことは他人が最初からできていたことなのでしょうか?その人も努力の末、できるようになった能力なのかもしれません。「自分になくて、相手にある」という短絡的な考え方しかないとこういう感じ方になってしまいます。
自分の能力を把握すること
上の図でも説明していますが自分の能力を最初に列挙したのには意味があります。「自分にもある」「他人と違う点があって当たり前」ということを意識するためです。
概ね他人の能力ばかり見ている人は自分の能力を見てない、いや見えてないんです。本当は素晴らしい能力を持っていて、あなたが「すごいなぁ~」と感じている人が実はあなたのことを「すごいなぁ~」と感じているかもしれません。
自分の当たり前が他人の当たり前とは限らない…できないことをできないと嘆くよりも自分自身が信じた能力を伸ばしていくほうが建設的です。
まずはできること、些細なことで大丈夫です。それをしっかりとやり続ける気持ちが大切です。
できないことをできるようにする人生よりも、できることをよりできるようにする人生の方が楽しいはずです。