ちょっと夢について書いてみよう。 【前編】
夢について
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子どもの頃の夢は何でしたか?大人になった社会人一年目のころの夢は?そして今の夢はなんですか?
その都度、人は夢を持って生きていると思います。しかし大人になってくればくるほどその現実性や傷つきたいくないという自己防衛から夢が薄まってしまい、毎日が無気力になってしまう人もいるでしょう。
そこで今回、恥ずかしげもなくちょっと自分の夢について書いてみましょう。
My Dream!
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今の夢の話をする前にまずは昔話をさせてください。
僕は学生の頃、バンドでドラムス担当として精を出しておりました。このまま仲のよいメンバーと一緒に音楽で生活できたら…なんてことも考えました。そう、「バンドで生計を立てる」がこの当時の僕の夢だったのです。
しかし、その夢は叶いませんでした。音楽の世界は難しい世界です。僕は変に生真面目な性格のため、音楽で重要な「独創性」や「個性」というものを表現するのが苦手だったのです。楽譜通りに演奏してしまう…つまり言い換えると「単調な、抑揚のないドラミング」だったのです。グルーブ感が大切な曲でも淡々と叩いてしまう…このことが影響で仲間との確執もできてしまいました。
これだけが原因ではありませんが、僕は「音楽で生計を立てる」という夢は諦めてしまいました。
次にもった夢は「教師になる」というものでした。教員免許を取得するために大学に行っていたのでもちろん卒業すれば教員免許を取ることができました。しかし、バンドを諦めた時がすでに教職員採用試験が終わっていたため教師になるのは無理でした。ただ、僕は「学校の教師」にこだわっていたわけではないのでそこから「塾講師」の仕事を探しました。そして念願かなって塾講師となったのです。
塾講師として立派だったかどうかはわかりません。しかし7年間の講師人生は僕にとって大きな力となり、そして子供たちと一緒に成長できたこの時間はかけがえのないものとなりました。
ちなみに、この「教師になる」という夢はバンドの夢が叶わなかったから出てきたものではなく、中学校卒業のころからずっと持っていた夢でした。ただ、大学の時は仲間とワイワイやるバンド活動が好きでそれで頑張って行きたいと思ったからそちらの夢を選択したわけで別に諦めていたという訳ではありません。
子どもに「将来何になりたい?」と聞くと、ある時は「ケーキ屋さん」と答え、またある時は「お医者さん」と答えるでしょう。これは一貫性がないのではなく、その時の自分の気持ちに素直に生きているからだと思います。その時本当に自分がなりたいものを目指すというのが大切で「あの時こう決めたのだから、変えてはダメだ」と自分の夢を修正せずにいると、仮に夢を叶えたとしてもその結果に満足することはできないでしょう。
そしてそして…
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塾講師の仕事は大好きでした。でも、それをやめてでも叶えたいと思う夢が出てきたのです…それについては後半で書きましょう。