楽しいに至るまでは楽しくない
楽しんでますか?
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みなさんは毎日楽しんでいますか?あなたの周りにもすごく楽しそう、充実してそうという人はいるでしょう。しかし、その人が本当に「毎日楽しい」のかどうかはその本人しかわかりません。実は大きな悩みを抱えているのかもしれませんし、壁にぶち当たっているのかもしれません。
ふと、「楽しいってなんなんだろう」と思ったので僕なりの考えをまとめてみます。
楽しいのは「最初」と「突き抜けてから」
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僕は学生時代バンドでドラムをやっていたのでちょっとドラムで例えてみます。
最初は基本のエイトビートを覚えてそれを音楽にあわせて叩くだけで「なんだかドラマーになった気分」がしてすごく楽しかったです。
そうしてドラムを始めて、友達とバンドを組んだりすると、ただ合わせるだけではなくより高度なものを求められるようになります。また、自分自身も現状に満足せず「もっとうまくなりたい」という欲が出てきます。だから練習する…しかし誰でも急に伸びなくなる時期があります。多くの人はそこであきらめてしまったりします。
なぜなら楽しくないからです。いくら練習しても上手くならない…あることができない(ギタリストに多いコードFが弾けないなど)…これは誰にでもあることなのです。
実際にプロのドラマーなどの結果を出している人たちはその不毛な時間を「突き抜け」ることで新たな「楽しさ」が生まれているのではと思います。
楽しくないのは「伸びようとしている」証拠
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仕事でもスポーツでも一緒です。自分が実際に「選んだ」ものに対して誠実に向き合っていればいるほど「楽しくない」ことも増えてきます。プロ野球選手が「毎試合楽しんでいる」とは思えません。苦しいこともたくさんあるはずです。「楽しそう」と思って始めたものでも「いつも楽しい」とは限らないのです。
苦しい時間にどれだけ歯を食いしばって頑張れるか…これが「楽しくなる」ための重要なアクションなんだと思います。
でも、苦しい…そんなときは周りにいる自分を理解してくれる人に自分の気持ちを吐き出す。苦しいときに「苦しい」と言える関係も友情や信頼関係の証だと思います…かくいう僕も若いころよく先輩や友達に愚痴ったり、悩みを聞いたりしてもらいました…(-_-;)