自分自身をしっかりと評価することの必要性
正しい自己評価してますか?
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社会人になったばかりのころ「周りの人がすごい人だらけだ!それに比べて自分は…」と思ったことがあります。先輩たちの仕事ぶりを見ていると自分の不甲斐なさを感じてしまい、そして自己嫌悪になってしまう…こういった経験を持っている方は多いのではないでしょうか?特に生真面目な性格の人はこの傾向が多いと思います。
しかし、この評価は「自己評価」であり、実際は周りの先輩たちから「お前仕事ができないな!」と言われたわけでもなんでもありません。
まわりに評価基準を置いている
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例えばあなたが武士だとしたらどんなことが求められると思いますか?
おそらく武芸に達者であることや勇敢であることでしょう。では、貴族だったらどうでしょうか?貴族なら教養やマナー、芸術などでしょうか…
つまりこの場合の評価基準は「武士は武士らしく、貴族は貴族らしく」というもので、「個人がどうであるかが問題ではない」ということです。貴族だろうが武士だろうが「あなたはあなた」です。まずは自分が自分を正当評価してあげなくてはいけません。
「まわりからの評価」に基準を置くとその環境にあわせることだけに一生懸命になってしまう…これだと仮に転職したらイチからのスタートになってしまう、またはイチからのスタートが嫌なので同じような仕事を選ぶ結果になります。
本質的な部分を評価する
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「会社に合わせなくても自分を通せばいい」と言っているのではありません。
例えばあなたは人に対して冷たく、何を言っても無視をするような人間になりたいですか?そういう人間になりたいと考えている人はいないでしょう…これはあなた自身が「こうありたい」という人物像であり、環境はまったく関係ありません。貴族でも武士でも誠実な態度、素直な姿勢は好まれるはずです…つまり、本質的な部分を評価してあげる事が大切だということです。
「新しい環境に慣れるため努力をしているがどうも上手くいかない…」と悩んでいる人、こういう心理状況の時は「できてないこと」ばかりに目がいってしまいがちですが、まずは「元気な挨拶」「素直な姿勢」など「できていること」をしっかりと評価するよう意識してみましょう!