「これだけはやろう!」と決めているたった一つの習慣
自分という人間
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私は今年34歳になる会社員です。もう10年以上前のことですが新卒として最初の会社に入社、27歳で今の会社に転職をしました。人生で2度「新入社員」を経験したわけですが、そのたびに「これだけはやろう」と決めてきたことがあります。今日はそれについて書いてみようと思います。
新入社員にできることって何?
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いろんなハウツー本で「新入社員は笑顔と大きな挨拶」みたいなことが書いてあると思います。もちろん、これはとても重要なものだと思います。しかし元来恥ずかしがりで人見知りの僕にはこれは非常にハードルが高く、「わかっているけど・・・ねぇ。」という気持ちでいっぱいでした。かといって新入社員のころは先輩の手助けもできず、こちらから話しかけない限りは忙しそうにしている先輩たちから話しかけてもらえることもあまりありませんでした。
そこで僕が取り組んだことは「雑用を全力でやる」ということです。
どういうことかというと例えば会社にFAXが届いたとします。そうすると僕はすぐにそのFAXを取りに行き、それを先輩のところへ運びました。また、掃除でもトイレ掃除や水回りの掃除などの「あまり人がやりたがらないところ」の掃除を率先してやるようにしました。このように「雑用」と言われる部分を一生懸命やることを心がけていました。
仕事としてはまだまだ力にはなれない新入社員でも、「一生懸命な姿勢」はしっかりと先輩たちに伝わるはずです。そして先輩たちからの「ありがとう」を積み重ねることでコミュニケーションを深めていくことができるはずです。
不器用でもできることはある
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子供の頃は折り紙と塗り絵が大好きで小学校の通知表には「内向的でおとなしい子」と書かれていた僕は、今の僕を知っている人からは「うそ!?」と言われるかもしれませんが実は人見知りなんです。
そんな人とのコミュニケーションが「不器用」な僕は「雑用」といわれる「取るに足らないようなこと」でも全力でやる。その姿勢を見ることで先輩たちが自分を信頼してくれれば自分から話しかけることができなくても先輩たちが気にかけてくれるようになる・・・そう信じて実践し、そして今はそれを実感しています。
新しい環境にすぐに溶け込むのは難しい。でもだからこそ、その努力は全力でしなくてはならない。だってそこが苦しいからと逃げ出したとしてもその先もまた「新しい環境」なのだから・・・
今でも僕は「雑用」を一生懸命やることを続けています。